エンジニアがフリーランスで成功するには、案件を安定して獲得できるようにし、可能であれば単価を上げていく努力をすることが重要になる。ERPエンジニアの場合には案件の獲得をする段階から工夫が必要なので注意しよう。
ERPシステムの導入を希望する企業は多くて案件も存在しているが、契約に到達するまでの道のりが長いのである。大きなハードルとなるのが、導入できるERPシステムの手持ちを確保しなければならないことだ。フリーランスエンジニアがクライアントのヒアリングをして提案できる機会は、多くても2回と考えておこう。そのため、すぐに提案できる準備を整えておくことが必要なのである。
フリーランスエンジニアが一からERPシステムを開発するのは困難なので、オープンソースのシステムを選ぶことになるのが一般的だ。そのシステムを自在に改変できるようになり、システムの開発経験を作ることが重要になる。そして、その結果をクライアントにすぐにアピールできるように準備を整えるのが適切である。
それでも案件獲得には苦労を伴うことが多いため、エージェントを使って獲得するのが無難な方法だ。エージェントによる橋渡しを受けることによって、自分が提供できるシステムのメリットや特徴をわかりやすく伝えてもらうことができるからである。間に立って交渉もしてくれることが多いため、何度も提案できる機会を作れるのも魅力だ。安定して案件獲得をできるようにするために有効活用しよう。